注文住宅に耐震性はどれくらい必要?仕組みを交えて解説

公開日:2023/09/29
注文住宅に耐震性はどれくらい必要?仕組みを交えて解説

誰もが憧れる、注文住宅。理想の間取りやデザインなど、考えるだけでワクワクするでしょう。しかし、忘れてはならないのが「耐震性」です。地震大国とも言われる日本で注文住宅を建てるなら、耐震性の高さも重視しなければなりません。そこで本記事では、注文住宅に必要な耐震性について詳しく解説します。

家を守るための基本!注文住宅の耐震性とその仕組み

大切な家族を守るため、家を地震から守ることは基本中の基本です。まずは、耐震性を高める仕組みについて解説します。

基本の耐震構造

耐震性を高める基本の構造となるのが「耐震構造」です。耐震構造では、構造体を強くして建物自体を頑丈にし、地震の揺れに耐えられる強度を持たせます。構造体を強くすると聞くと、柱を太くすればいいと思う方も多いでしょう。

しかし実は耐震性能を上げる構造は耐力壁と呼ばれる「壁」にあります。柱や梁、耐力壁、床を強くつなげて、地震の揺れに負けない構造にしていきます。耐震性の高い家づくりにおいて、この耐震構造が基本です。

制震構造

耐震構造のほかに耐震性を上げる方法として挙げられるのが、制震構造です。制震構造とは、壁の中などに設置した制震装置が建物の揺れを吸収してくれる構造を指します。揺れを吸収することで、強い地震がきたときも建物へのダメージを軽減してくれるのが大きな特徴です。

また地震だけでなく、台風などの強風から家を守ることにも効果的とされています。現在制震構造は、注文住宅でオプションとして導入することが多いです。

免震構造

耐震性を高める構造としてもう一つ挙げられるのが、免震構造です。免震構造とは、建物と地面の間に免震装置を設置して、地震の揺れを建物に伝えにくくする構造を指します。免震構造は一戸建てで導入するケースは珍しく、マンション向けの耐震性を高める方法です。

地震に強い家を建てる!耐震性の基準と選択肢

地震に強い家を建てる上で大切なのが、耐震性の基準です。ここからは、日本の耐震性の基準とされる「耐震等級」について解説します。

耐震等級とは

耐震等級とは、地震に対する建物の強さを表す指標です。耐震性能によって3段階に分かれており、数字が大きければ大きいほど、耐震性が高いことを表します。そして注文住宅では、耐震等級1以上の建物を建てなければいけません。では、耐震等級ごとの基準を解説します。

耐震等級1

耐震等級1は、建築基準法で定められた最低限の耐震性能を満たしている建物を指します。具体的には、震度6強から7に相当する大地震が発生したとき、一定の損傷はあっても倒壊まではしない強度がある建物です。震度5程度の地震の場合は、建物が損傷しない程度の耐震性があることを示しています。

耐震等級2

耐震等級2は、等級1の1.25倍の耐震性がある建物です。耐震等級2以上の家は、長期優良住宅として認定され、自治体の補助や助成制度の対象となることが多いです。また、災害時に避難所とされる学校や公共施設は、耐震等級2以上であることが必須となります。

耐震等級3

耐震等級3は、等級1の1.5倍の耐震性がある建物です。耐震等級のなかでも最大のランクで、震度6強から7に相当する大地震が発生しても、軽い補修程度で済むレベルと言われています。

安心の住まいを手に入れよう!耐震等級3の必要性とは

最近は、耐震等級3の注文住宅を建てる方が多いです。等級1や等級2でも耐震性は高いですが、等級3は本当に必要なのでしょうか?ここからは、注文住宅に耐震等級3が必要な理由を解説します。

大地震によるダメージが少なくなる

耐震等級3の家は、等級1や等級2の家に比べて、大地震によるダメージが少なく済みます。南海トラフ地震や首都直下型地震が懸念される今、大地震によるダメージは計り知れません。

実際に震度7の大地震が発生したとき、等級1や等級2だと命は守れるかもしれませんが、建物の損傷が大きいと修繕や建て替えが必要になる可能性があります。一方で耐震等級3なら、震度7の地震が来ても軽い補修程度で済むため、そのまま家に住み続けられ、資産としても維持しやすくなるのです。

住宅ローン金利優遇を受けられることがある

耐震等級3の家を建てると、住宅ローンの金利優遇を受けられることがあります。住宅ローンの金利は今後の家計に大きく影響してくるため、優遇は受けられたほうがよいでしょう。

地震保険の割引率が高くなる

地震保険は、耐震等級に応じて割引が受けられます。耐震等級1だと10%引き、耐震等級2だと30%引き、耐震等級3だと50%引きです。地震保険50%引きは非常に大きいでしょう。

売却時に資産価値が評価されやすい

耐震等級3が認められた家は、資産価値が評価され、売却時に高く売れることが多いです。いずれ売却も視野に入れているという方は、耐震等級でも資産価値が変わることを覚えておきましょう。

まとめ

日本の注文住宅では、耐震性が高い家を建てるのは当たり前になってきています。しかし耐震性を高める方法や耐震基準はいくつかあり、それぞれ理解して選択することが大切です。もちろん、耐震性が高い分、建築コストも高くなってしまいます。

しかし、注文住宅は、生涯家族を守る大切なものです。大切な家族を守るために必要な耐震性を考えて選択し、地震に強い家を建てましょう。

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