
注文住宅のホテルライクとは、シンプルかつ上質な空間を求める現代の住宅デザインで人気のスタイルです。自宅に居ながらホテルのような洗練された空間を楽しむためには、内装の色や素材選び、収納の工夫が重要です。この記事では、生活感を感じさせないホテルライクな注文住宅を作るためのポイントをくわしく紹介します。
CONTENTS
「ホテルライク」とは
ホテルライクとは、日常生活から少し離れた非日常的で洗練された空間を指します。
ホテルの部屋のように整然としており、シンプルでありながら高級感やリラックス感が漂う空間を目指します。まず、ホテルライクな空間では生活感を排除する工夫が重要です。ホテルの部屋はティッシュや歯ブラシなどの日常的なものが目に入らず、無駄のない清潔感あふれる空間が特徴です。
不要な物を減らし、収納をうまく利用して生活感を抑える工夫をしましょう。さらにホテルライクな空間には高級感も欠かせません。重厚感のある素材やカラーを取り入れて、シンプルでありながらも品格を感じさせる内装が必要です。最後に、ホテルといえばやはりくつろげる雰囲気が大切です。
ホテルライクな空間は、シンプルで整然とした空間が特徴ですが、冷たさや硬さが感じられると、リラックスしにくくなってしまいます。
間接照明や自然光を上手に活用し、やわらかな光を取り入れると、リラックスできる空間に近づきます。また、観葉植物やアロマなどを配置すると、心地よいくつろぎの空間を演出可能です。
ホテルライクな空間を作るポイント
自宅にいながらホテルに滞在しているような特別な空間を作るには、インテリアや収納、照明の工夫が重要です。
以下に、ホテルライクな空間を演出するためのポイントを紹介します。
色を統一する
まずは部屋全体の配色を工夫することが大切です。ホテルのような洗練された空間を作るには、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色を活用します。
ベースカラーは床や壁など空間の軸となる色、メインカラーはテーブルやソファなどの大きな家具に使用する色、アクセントカラーはクッションやランプなどに差し色として使用するのが基本です。これを70:25:5の比率で取り入れると、統一感が生まれるようになります。
上質な素材を選ぶ
面積の大きい家具やカーペット、床材、カーテンには質のよい素材を選ぶと、部屋全体を上質な雰囲気にまとめられます。
無垢材の家具や大理石の床、風合い豊かな壁材などを取り入れるのがおすすめです。また、寝室のベッドリネンもこだわりましょう。ふかふかのシーツやクッションを選択により、快適な寝心地だけではなく、見た目もエレガントな印象になります。
照明を立体的に使用する
照明は空間の印象を大きく左右します。
ホテルライクな空間を目指すのであれば、シーリングライトやテーブルライト、スタンドライトなど複数の照明を使い分け、立体感のあるライティングを作りましょう。
調光機能がある照明を選ぶと、時間帯や気分にあわせて明るさを調整できます。やわらかい光の組み合わせにより、落ち着きのある空間に仕上げられます。
清潔感のある空間を徹底する
ホテルの空間では、生活感を感じさせないすっきりとした収納が特徴です。
とくに、家電の配線やゴミ箱などは目に触れないように隠す工夫が求められます。コードボックスにまとめたり、家具の裏に収納したりするだけで、視界が整然とし、ホテルのような清潔感が出ます。もちろん清潔感を保つためには、こまめな掃除も欠かせません。
どれだけインテリアにこだわっても、ほこりや散らかりが目立ってしまうと台無しです。床に物を置きっぱなしにしたり、清掃を怠らないよう注意しましょう。
シンメトリーに配置する
シンメトリー(左右対称)は、視覚的な安定感をもたらします。
ベッドサイドのライトやソファ上のクッション、壁のアートなど、対になるアイテムをそろえることで、均整の取れた美しい空間を作れます。ペアの小物や家具を左右対称に配置すると、ホテルライクな洗練された雰囲気をかんたんに演出できます。
インテリアにもこだわってみよう
ホテルのような洗練された空間を自宅で再現するには、インテリアにもささやかな工夫が重要です。
以下のヒントを参考にしながら、ラグジュアリーで落ち着いた空間を作り上げましょう。
クッションは多めに
ホテルのベッドやソファには、たくさんのクッションが美しく配置されています。
クッションは、シンメトリーな配置を意識するだけで洗練された印象になります。さらに、質感やカバーの色にもこだわりましょう。クッションカバーは交換しやすく、気分にあわせてカラーや柄を変えることで手軽に部屋の雰囲気を変えられます。
アクセントカラーとして使用すると、全体の色調を保ちながらも、上品に個性を演出できます。
観葉植物でグリーンをプラス
落ち着いた色調で統一すると、どうしても無機質になりがちです。
そこで、観葉植物を取り入れてグリーンの彩りをプラスすると、空間にいやしの効果を与えられます。たとえば、パキラなどの大きめの植物はリビングの窓際に置くと存在感があり、小さな植物ならデスクや棚の上にさりげなく置くと、おしゃれなアクセントになります。
アートを厳選する
アートを飾ることで、手軽に個性的な空間が完成します。
しかし、飾りすぎは禁物です。お気に入りの作品を数点厳選し、部屋全体のバランスを見ながら配置しましょう。季節や気分にあわせて定期的にアートを差し替えるのもおすすめです。
シンプルなモノトーンで統一
ホテルライクな空間には、シンプルなモノトーンのカラーリングが欠かせません。
白や黒、グレーといった色合いで家具やインテリアをまとめることで、空間に高級感とエレガンスが生まれます。とくに、革製品などのモダンな素材を取り入れると、洗練された雰囲気がさらに高まります。
家具の重心は低めを意識する
ホテルライクなインテリアを目指す場合、家具の高さも重要です。
ローテーブルや背もたれの低いソファのように低めの家具の選択で、空間に開放感が生まれ、視覚的に広々とした印象を与えられます。重心が低い家具は、天井を高く見せる効果があるため、部屋全体がよりゆとりのある空間になります。
まとめ
ホテルライクな空間とは、生活感を抑えつつ統一感と高級感、デザイン性とくつろぎが共存する、洗練されたスタイリッシュな空間を意味します。日常の中にラグジュアリーなホテルのような非日常感を味わえる空間が完成します。色や素材、照明、収納にこだわり、自宅を心安らぐホテルのような場所にしてみてはいかがでしょうか。